イタコのいたろう
ひしゃげたガードレールの山道を登る
木立が切れ、陽射しが飛び込む
同時に硫黄の香りが漂ってくる
そこが 恐山(霊場)
現世とを隔てるのは三途川
人は、亡き者のいる山に入る
本殿前の宇曽利湖の美しさは現生のモノ
噴煙を上げる地獄のような岩場を越える
地獄を越えた者だけが見ることができる、もう一つの宇曽利湖
湖面が所々鮮やかな色の変化をみせる
風車のカラカラ回る音だけの静かな世界 極楽浜
言葉が出ない
帰りはまた地獄を通る
地獄を越えて極楽に辿り着いたのに
地獄を通って戻らなくてはいけない
山道の途中の湧き水
3杯飲んだから、死ぬまで若返ったはず
タグ:道草
コメント 0